mount --bind 使える!
Apache等でmod_*を利用している場合に非常に便利。
なぜ便利なのかというと、
権限の確認などでシンボリックリンク等を扱う場合、
参照先を必ず見てしまい、サービスが実行できない等の弊害が発生する。
たとえば、mod_suexecとmod_suphpとかを使いたい場合、
suexecのヘルパーアプリケーションに示されているディレクトリ内(AP_DOC_ROOT)でしか、
CGIを稼動させることができない。
suexec -V
また、mod_suphpは*実態が*DocumentRootに無くてはならない。*1
その場合で、かつ、/var/www/以外に実態を配置したい場合は、
単純にシンボリックリンクでは対応できない。
そんなときに使えるのが--bind!
/directory/fromの内容を/directory/target_is_newから参照したい場合は以下のコマンドを発行する。
sudo mount --bind /directory/from /directory/target_is_new
先にfstabに記載して、「mount --bind /directory/from」とする手法もある。
/directory/from /directory/target_is_new none bind 0 0
時々、元は1つだけど、複数の参照をさせたい場合は、
同じ要領で記載すると良い。
ただ、umount するときに、複数の参照がある場合は、
場所を特定してumount させてあげたほうが良い。
sudo umount /directory/from /directory/target_is_new
ちなみに、df単発ではマウントポイントが出ないので、
以下のコマンドで参照してあげる。*2
df -ha